進化しそうになったらBボタン

正解じゃないと怖い

ORANGE RIUM

 朝目が覚めた時、満員電車に乗っている時、単純な仕事をしている時、恋人と過ごしている時。そう言った日常の中ふと、

「私は今ここにいるのだろうか/これは私の体験なんだろうか」と思います。

とても時たまですが。

 

 毎週末、恋人が私の家に来てくれます。

テレビを見たり、コンビニのご飯を食べたり、料理をしてみたり、お酒を飲んでみたり、ゲームやアニメや読書やらなんやら。ふつうの生活を、週末だけ二人でのんびり行います。

 最近の私はほんど寝てばかりいますが、時々買い物をしたり美術館に行ったり何かしらの催しに一緒に行ったりもします。ふつう、の暮らし。

 

 しかし、薬を飲んでその効果が出始め安定するまで、もしくは薬が効いている間のみの話です、この普通は。

そうでない時はすぐ、私が恋人に怒ります。些細なこと。数度お願いしたりしたことを守ってもらえなかった、なんとなくイラついた、くだらないことで恋人を怒鳴り打ちます。辛い

 

 今週末はそう行ったこと無く過ごせました。

恋人に「喧嘩しないほうが、僕はすごく幸せだよ、お互いちゃんと病院に行って薬飲んで、ちょっとずつ、ちゃんと喧嘩せず過ごせるようにしよ」と少し湿っぽい表情で言われました。

けれど、帰り際に少し怒る私。寝てばかりいたので薬がちゃんと飲めなかったから。

 

 今、恋人とまた来週と別れて、一人になりブログを書きながら、会えない時のその大きさが、私の部屋から、心から切り取られた、その影からよく分かってしまう。

私はひとりぼっちなんだな、と。

 

 心の中に灯るものがあれば、暗闇でも迷わない。そんなこと言えるほど私の脳みそは多分普通じゃ無くて、信じ続けてもっと強くもなれなくて。

本当に申し訳ないばかりです。一緒にいる時でも、もう死んでしまえればな、と。

 

 恋人といる時間、それは本物なのか否か、私は生きて存在しているのか否か、早くちゃんとずっと分かるようになれればな、と思う次第でございます。

 

私なら、ここです。

それでは。