琥珀の目
私の書いている記事の殆どが、無価値・無意味・刹那的・面白みのない、そんなものばかり。それをわざわざ、私の短い1日のうち30~60分を消費し書いています。
基本的に私は、3日どころか2日で、いや最早思い立った時点飽きてしまう人間なので今日も記事を書いていることを褒めて欲しい。
褒めて欲しい、とは言いますが、とは思いますが、このブログは自分のためのものでしかありません。
私の暮らしは貧しくて、小さくて、聡明さも穏やかさも華やかさもありやしない。成長に成長を重ね圧倒的成長したいという思いも大してない。持てたことがありませんよ、そんな気持ちなんか。
今日のことを素直に書くと、イヤイヤ朝起きてコンタクトをはめ適当に化粧をし、走って家を出てバスと電車を乗り継いで職場へ。そこでぼーっとつまらない仕事を、氷河の流れのようにゆぅったりこなし、定時に前からいそいそと帰る準備を。チャイムと共に会社を出て電車にバスに、ヘトヘトになりながら自宅付近のスーパーで100円引きの鮭と唐揚げのお弁当を買い、ご飯を食べながらブログのことを考える。
中身のない日々。
荒木飛呂彦『ジョジョリオン』の2巻で、大弥ちゃんという目の見えない女の子が、こう言います。「「幸せ」っていうのは……「思い出」を誰かと共有することよ」と。
誰と記憶を共有しているのかなんてわからない、誰かなんてわからなくていいかもしれない。ただ「共有」することに憧れる。幸せになることにも。
つまり、私の琥珀色の目で見たものを、少しだけ褒められる瞳で見たものたちを書き貯めて、本物の琥珀になれたら素敵ですねって話〜