進化しそうになったらBボタン

正解じゃないと怖い

Bボタン不要

 今までずっと無能で生きてきたし、これからもずっとそう。そうだろう、なんて期待を込めてさえ言えない。

 検索フォームに“無能“と打ち込み検索すればうじゃうじゃと湧く無能たちのどうしようもない体験。もしくは蛆のような立て直しのための考え。死体に集る蛆のような無能への励まし。全部消し飛ばしたい。


 現実、残念ながらわたしは死んでいない。存在してしまっている。ストレスか胃がキリキリする。薬を飲んだかどうか思い出せない。

何かに縋るかのように、無価値な記事を書き続けている。

頭が痛い、耳鳴りがする、キーを叩きごまかす。誤魔化せない。しがみつけない。


 性格が、頭が悪いと言われたって私はどうしたらいいのかわからないし、イライラして恋人を殴るくらいしかできない。泣きたくても泣き方がちょっと分からない。老害にすっかりなったものだな、と悲しく思う。

 悲しく思う必要も、変化しようとする必要もない。ただ、人が望んだ時穏やかに死ぬことをこの社会が「オプション」として選択できるようにしてくれればいい。

法というテーブルにその値を追加してくれればいい。それだけのことだ。


 病名なんて医者が薬を出すためにつけてるだけだろ、と思う。診断ってなんだ。

性格と病のちがいってなんですか、殺してください、派手にどうぞ。家族に慰謝料が入ればわたしにも価値が生まれますから。