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正解じゃないと怖い

「最近(調子)はどうですか」

仕事でも、知人でも、医師やその他サービスを提供してくれる人、そのような人たちから解答しづらい質問がなされることが多いように感じる。

その度とても困るし、怖いなと思う。

 

「最近はどうですか?」と問われても、「人生はクソ最低でクソ死にたいのになんでか生きていてちゃんちゃらおかしいです、みんな死んで欲しいです。殺してください。」


そんなことしか思っていないけれど、こんなこと言っても無意味だなぁ、と当たり前の思考が働き、相手が何を聞きたいのかわからないので適当に濁す。


本当は、自分がそう考える原因・感情の起伏・それらが身体に与えている影響なんかを、相手が受け止めやすい/利用しやすい形で、手短に話したいなぁとは思う。

ただ、正解のかたちがわからない。

 

正解がないことを恐れることはおそらく人間の普通の反応なのではないのかなぁと思う。

しかし、年を経るにつれ経験、空気を読む、体力や財力なんかの私にはないものによって、その感情を多少なりとも処理できるようになっている人が多いように感じる。社会で"ふつう"に生きられる人は。

 

薬を飲んで生活して、副作用は苦しいし、メンタルは相変わらずボロボロだし、富も名誉も翼もないし、睡眠薬は寝られないし胸は苦しいし。

どんどん体力も気力もなくなり、さらに会社に私の選択の権利や意志を無視し、生活時間もゴリゴリ削られ、低賃金で働かされ、何もない私がさらに削れてゆく。

 

その日の会話を思い出しては、こう言えばよかったのでは、あれは言わない方が良かったのでは、せめて穏やかなトーンで喋っていればよかったのでは、相手は聞きたく無かったのでは、つまらなかったのでは、否定的な感情を持っただろう、などと自己採点や解き直しをする。

どんどん、すり減ってゆく。


正解が欲しくて仕方がない、死ぬことでも殺すことでもなんでもいい。ただ、何か一つ正解が欲しい。最近の私のありようの正解をください。

最近の私はどうなんですか!